歯の健康

デンタルIQとは歯に対しての意識を言いますが、これが高くならないと虫歯の予防は難しいです。
常に歯に対しての関心を保つことが必要です。

また、虫歯にならない為には正しい歯ブラシの使い方を身につけるということが重要です。ところが歯ブラシの勉強は大半の人が実際にしたことがありません。幼稚園時、小学生時にお母さまに習ったやり方で行っているわけです。当医院に来て歯ブラシの勉強をされると多くの人が『こんなにも歯が汚れていたのか』とびっくりされます。お口の汚れは磨かないからといって黒くなる事はありませんので気付きにくいのですが、赤く染めることにより、日々の歯ブラシで磨けていない汚れに気付くのです。

お口の環境というのは人それぞれによって異なります。当然、人それぞれで合った磨き方も異なるのです。

しばしば感じますのは、お口に合っていない歯ブラシを使っている人が多いということです。歯ブラシはいろいろな種類がありますから、ご自分にあった歯ブラシを使うようにお薦めしています。歯ブラシは毛先でしか汚れを取りませんから、毛先が広がった歯ブラシはもう使えません。
こまめに交換をお薦めしています。

歯石とは唾液（つば）の中のカルシウム成分が歯についた汚れに吸着することによりできます。歯石の大半が細菌の固まりだと言われていますから、歯石が付いている事は百害あって一利なしです。

歯石になる前の汚れは歯ブラシで取れますが、歯石になってしまうと歯ブラシでは取れません。そのため、成人の方で、年に２度の定期検診をお勧めしています。
歯が生え変わってくる時期のお子さまは、３～４ヶ月に一度の定期検診をお勧めしています。